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BOOMRANNG

THE POWER OF TENDERNESS

元の価格 ¥250,000 - 元の価格 ¥250,000
元の価格
¥250,000
¥250,000 - ¥250,000
現在の価格 ¥250,000
サイズ

W45 H47 D3cm

制作年

2024

素材

UV print on acrylic board

エディション

1

お届け期間

約3週間

作品説明

BOOMRANNG「COSMICPUNK展」より

この作品では、女性がピースサインを示し、「COSMICPUNK」の物語の中で重要な闇の太陽「ダークサン」と「プリムスの猫とスズメの神話」を祝う装飾品を身に着けています。彼女は内省と知恵の象徴である「視力」のタトゥーを施し、手には紫色の傷跡があります。

この姿は、優しさが決して弱さではなく、むしろ「強さ」であることを体現しています。他者の痛みを理解し、和らげる能力は大きな力の証であり、共感や思いやりこそがこの宇宙の基本原則であることを強調しています。彼女の傷跡は、直面した逆境を象徴しており、真の強さは共感とレジリエンス(困難や逆境に対する強さや耐久力)にあるというメッセージを伝えています。



Curatorial Notes

物語が私たちをつなぐ 世界最大の人口約14億人を擁するインドは、多様な文化、言語、宗教が共存する国です。インドには地域や宗教ごとに異なる神話や物語があり、これらは人々の日常生活や精神的な営みに深く根付いています。例えば、ディーワーリーやホーリーなどのお祭りは古代の神話に由来し、コミュニティ全体で祝われます。このような行事は、アイデンティティの形成を促進し、異なるコミュニティ間の相互理解を深め、社会に調和をもたらします。

急速に経済成長を遂げた大都市、例えばデリーやムンバイでは、現代的なライフスタイルが普及し、大型ショッピングモールやエンターテインメント施設が充実しています。しかし、グローバリゼーションやテクノロジーの発展による近代化に伴い、若年層が独自の伝統文化や古来の神話や物語に触れる機会が減少しています。このような状況は、近年の日本でも多く見られています。伝統と革新のバランスを保ちながらも自国の文化を次世代に引き継ぐことは、インドと日本のみならずグローバルな課題と言えるでしょう。 こうした課題を背景に、BOOMRANNGは「COSMICPUNK」という現代の神話を創り出しています。彼らは古代から現代に至るまで変わらない人間の本質や感情を描き、現代の私たちにも共鳴を呼ぶ価値観を示しています。私たちは本展覧会を通して、彼らが作品に込めた未来への希望が多くの方々へ届くことを願っています。

 

アーティスト

BOOMRANNG

BOOMRANNG Studioは、インドのソナル・ヴァサヴェとマカランド・ナルカールが2020年に設立したデザインスタジオです。彼らは「コズミックパンクデザインスタジオ」として知られ、未来への衝動と希望への情熱に満ちたアートワークを制作しています。Google、Apple、YouTube、Nikeなどのグローバル企業とコラボし、インドのポップカルチャーのアイコンとなっています。 彼らのデザイン哲学は「レトロフューチャリズム」で、過去に想像された未来を現代に描き、社会への称賛や幸福感を表現します。アートを通じて、より良い未来への希望やポジティブな感情を再燃させることを目指しています。