![EXTRACT_6](http://geekart-store.com/cdn/shop/files/008tii_002_1_700x700.jpg?v=1699870568)
作品説明
このシリーズは、自己と他者の自由を尊重する彼の姿勢を視覚的に表現しています。通常、キャンバスや木製パネルは四角形ですが、彼はその枠から自己を解放しました。曲線と直線で構成される「何か」ではない形状のパネルを採用し、それぞれ自由な角度で壁に掛けられるようにしました。これにより、空間の表情の変化を楽しむことができ、複数のパネルを組み合わせることで、空間に新たなラインがパズルのように現れます。また、同じ総柄のドローイングのシルクスクリーンの版を使用しながらも、形が異なるパネルにプリントすることで、各々が独自の存在となります。一方で、同じ版で作られていることから、一つの連なりとしてのアイデンティティを形成しています。
このシリーズは、オリジナリティとは何かという根本的な問題と、芸術作品がどのように個性と一体感を内存することが可能かというテーマを私たちに投げかけます。
アーティスト
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TAKERU IWAZAKI
静岡を拠点に活動するアーティスト。ストリートカルチャーや実験的なアブストラクトヒップホップに影響を受けて創作を始める。水の流れや樹木の佇まいなど、自然界の現象にインスパイアされ、鑑賞者に没入感をもたらす「FLOW(流れ)」をテーマの1つとして、万物が放つエネルギーを伸びやかな線に集積させる。黒を基調とした線と線がセッションする如く互いに響き合い、緻密に拡がるドローイングを特徴とする。個展をはじめとして、壁画やライブペインティング、DJやファッションブランドとのコラボレーションなど、多岐にわたる媒体で横断的に作品を発表している。